根が深い。

自己愛を手なずけたい人へ。

南阿蘇の緑。

「こんなときくらい、気の利いた言葉が出てくればいいのに。」なんて思うことがある。"それ"を語る言葉を私は持っていない。きっとそれは、私が"それ"の新しい部分と出会いつづけているから。だから"それ"は終わってないのかもしれない。言葉の方から現れてくれるのを気長に待つ。

 

緩やかな時間を過ごしている。今日は実家を離れ、福岡に来た。4月、5月の本番に向けた練習だ。3日歌って、また地元へ帰る。

 

時間がたっぷり。桜を見たり、集中して楽譜を眺めたり、風を浴びたり、川を見つめたりした。

 

そういえば「阿蘇の緑は、他の森とは緑の深さが違うんだよ。なんか深いんだよな。」と、旅好きのオジちゃんが言ってたのを思い出した。

 

その夏に友人と連れ立って南阿蘇へ車で旅をして、目に焼き付けた深緑が懐かしい。三年ほど前になるだろうか。

 

少しくらい気の利いたことが言えたらいいのにと思うには、1年は短すぎる。