根が深い。

自己愛を手なずけたい人へ。

一瞬のなかに永遠がある

座右の銘です。音楽をやってて、気づいたこと。

 

 

 

昨日から職場に、2年ぶりに復職された方が。ベテランのオッチャンらしいが、2年も経てばルールも仕組みも変わっており、「概要ok、末端作業NG」という感じ。席は私の隣。
私もまだ1ヶ月そこそこながら基本的なことはプライドに気遣いながらフォローしないとなあと思ってた。

 

私がちょっとコピーを取りに行ったタイミングで、Prrrと電話が鳴り、ベテランオッチャンさんが爽やかな声で電話を取ったが、顧客データベースの検索がうまくできてない。他の人に質問もせず、とりあえず折り返しになってしまった。聞けよ。

席に戻り誰からでした?と聞こうとしたら、電話が再びPrrrrと鳴り、条件反射的にとってしまった。これが判断ミスだった。

ちなみにこの仕事、電話コミュニケーションが多いが前職の営業で1日何時間も知らない人に電話掛けまくってたから、耐性ついた。よかった。

こういう時に限って電話が長引いてしまう…あ、ベテランオッチャンが人事部長に顧客データベースの使い方聴きに行ってる。どうやら2年の休職期間中は、人事部長とずっとコンタクトを取ってたらしい。いや、でもちゃうやん。おかしいやん。

 

人事のリーゼントオヤジが来て、私や近くの席の人に、てめーら気い使えや!って大声で。いやこちとら電話中なんですけど。帰れ。いいから静かに席に戻れ。

どうやらこのベテランオッチャンは数少ない正社員で、社長からの指令で退職しないよに守らねばならないという思惑がその後の会話から見てとれた。ベテランは席を移動した。

 

このベテランオッチャンに後で、もう明日からあっちの席ですか?と聞いたら、「いやいや今日は……近くに人がいないので」
助けて欲しかったんだね。ごめんね。絶妙に口どもった時間と表情を、僕は忘れられません。彼も、申し訳なさや自尊心のはざまで働いてんだな。
とっとと、次から俺に聞け。って関係性つくって、お互いの心地よい居場所をつくらないと、回り回ってオフィス全体のパフォーマンスが落ちそう。ふう。

 

残酷なことに、不意に、一瞬のなかに永い未来が宿ってしまう。永遠レベルの案件じゃなくてよかった。いや、永遠かどうかはまだ生きてまないと分かんないか。