根が深い。

自己愛を手なずけたい人へ。

1人の人間の中で、触覚を操る。

コックは指先の熱を感じる感覚が鈍り、舌の感度が上がっていく。

空手家は拳の感度が鈍くなり、足の裏の感度が上がっていく。

 

こっちのコミュニティでは当たり前だったけど、こっちでは違うというハザマで悩む時、違う人間になれとまでは要求されていないんだと気付いた。使う部位と感度を操ろうとってことなんだ。

 

一つの仕事のなかでも、感度を変えていかないといけないときがある。最初は大雑把に整理して、一度中くらいの規模で決断して、最後に向けて細かくなる。

使うべき部位と、その部位の感度を変えながら、進んでいく。

 

その感度の上げ下げがどうも上手くいかない人のことを天才と呼ぶんだな。上手くいかないってのは、頑なに拒むのではなく、本当にわからない状態のことだよ。