根が深い。

自己愛を手なずけたい人へ。

自炊生活5ヶ月続けてわかったこと

実家で暮らし始めて、生まれて初めて他人のために料理を作ってる。晩ご飯。

 

自分のための自炊だって、「ご飯を大量に炊いて冷凍し、大盛りレトルトカレーを煮沸して食べる」くらいだったので、

今みたいに煮物や焼き魚などリアルガチの料理をやることになるなんて。思ってもみなかった。

 

料理を始めてよかったことは、いくつかあって、

 

まず一つ目は集中できること。初心者なので、30分くらいの料理を1時間くらい掛けないと作れない。黙々と作業に励める時間は、後から考えるとスゴく意味があった。脱・邪念。特に何にも意欲のなかった頃には、よかった。

くちうるさくて、病気をする前は家で一番料理がうまかった父も、頼まない限りは口を挟んでこない。なぜなら彼は、習慣であるナンプレに夢中だからである。

 

二つ目は、出来たものをしっかりと自分の口で味わって食べるようになったこと。やったことがすぐに結果として味わえるのは、今考えるとすごい大切なことだった。

たまに疲れてスーパーの惣菜やコンビニ弁当を食べるとき、素材ではなく味付けやタレを食べてるだけだと気づいて、自然と自分は味付けやタレに頼らずやりたいと思うようになった。

これが、マインドフルネス・イーティングみたいなものだと気づいたのは、つい最近で、なるほど、と思った。

 

先週から週5日フルタイムで働いているけど、黙々と料理はやっている。素材だけが届く通販を利用していて、献立を考えるストレスや、余り物を使うストレスもないのが、初心者の私にはちょうどよかったのだろう。

一人暮らしだったら、ここまでちゃんとやらないだろうなあ。