イヤなら、やめたらいいよ
付き合ってる人が教員採用試験を来月から受け始めるのだけど、そろそろ緊張感がピークに達しているのだそうで、疲れと焦りで集中が続かない→自己嫌悪→パフォーマンス低下のスパイラルに入ってるみたい。
今までも定期的に余裕なくなる人だったので、終わったら旅行いこうとか、子どもに勉強の楽しさを教えられる先生になれたらいいねーとか言いながら、頑張ってきたのですが、昨晩もモヤモヤされてました。
電話すると、「いま余裕がないから、優しくしてよね!」とのこと。こういうことを遠慮なく言ってくるところが、優しいところです。言われなくても気づけるようになってあげたいなあ。
あまりに勉強イヤダ試験イヤダ言うもんだから、イヤならやめたらいいよ、ってポロッと言ったら、甘やかさないで!と逆に怒られてしまいました。ふはは。
そうか。本当に辞めたいわけじゃないんだねって分かった。優しくしたつもりで言ったんだけどなあ…笑
これから先、先生になってイヤなこともあるだろうに…と思いつつ「気持ちが潰れる/感性が腐る前にイヤなことからは逃げた方がいい」というのが、ここ半年間の私の行動原則なので(笑)彼女が先生になって、また悩み始めたら、その時もわたしは「潰れる前に辞めたらいいよ」って言うんだろうなー!と。
しかし、一晩たち、今朝また考えてみると、試験まで自分を信じて勉強を続ける不安に対峙するのと、先生になってから人との関わりの中で悩むのとでは質は違うよね。って思って一概に言えないから先のことまで心配するのはやめた。
こういうことは真剣に考えるだけムダなのかもしれないけど…
経験則的には、なんでそんなに不機嫌なの?というのは愚問で、理由などはさして重要ではなく、「機嫌悪くても許してくれる人」というのが重要らしい。それならばこちらは、そうかそうかヨシヨシ、ホットミルク飲むか?といった心持ちである。なので繰り返すけど、こういうことは、短期的な結論としては、真剣に考えてもムダなのかもしれない。
しかし長い目では重要だろう。
自分の根底に横たわる暗い何かがフッと目を覚まして(だいたい悩みが深まるのは夜遅く)、自分の弱い部分に襲いかかってくるかもしれない。
エクスペクト・パトローナムの練習だけじゃなくて、根深い部分に自ら踏み込む定期的な壁外調査調査も必要だと思う。
考え始めると深い闇が続くように感じるけど、焦らずやっていけばいいと思う。