今朝の一冊。この前、初めて読んだ文章に痺れてしまった春日武彦さんの著書。
自己愛について、自己肯定、思い上がり、独りよがりなど派生した感情と整理しながら、
ゴミ屋敷の主人、美容整形癖、拒食症、タトゥー、自作自演、盗作行為、芸名、徒歩暴走族、肩書きなど様々な話を引き合いに論じている。
よくこんな本が書けるなとおもった。私だったら、書きながら自分のなかの自己愛に食い破られて、筆が止まるだろうと何度も感じた。頭の中の雑音を無視するために、せめて息を止めて一気に書かれるほかないのではないかと、
そんなつまらない想像を巡らせつつ。また次の同氏の著作に手が伸びる予感がしている。