一度自分から離れてみる作法
5月にコンサートをやるのですが、5月のほうは、コンサートの司会進行をやることにしました。なぜならスタッフを雇う経費を削減したかったから・・・笑
もともと、人前で話をするのは好きな方でした。決して上手くはないのだけどね。
でも、人と話すこと自体がご無沙汰ですので、想像しただけで緊張する。
モワワーンと黒い雲が漂ってきます。
原稿を書いていても、頭の中で再生されなくなる。
面白くないと思われたらどうしよう・・・。
段々、気が重くなって司会原稿が書けなくなる・・・。
「コンサート 司会 お手本」などで検索すると、「司会者の心得」みたいな動画が出てきたので、鑑賞。この人たちみたいに自信いっぱいにやれればなぁ・・・なんて思ったり。
はてさて、この人たちと、私の違いは?もちろん技術的な違いはあるのだけど、意識的な部分で違いがあると分かった。
それは、
「私が、「私が失敗すること」を想像している」ということと、
「私が、「この動画の人が失敗すること」を想像してない(できない)」という点、
シンプルにこんな違いがあるぞ。
ある動画の中で、「人は話の内容が平坦でも、少しくらい言い間違えても、抑揚豊かに自信をもって話す人を魅力的に感じるのです」と言ってた。やっぱり初心者は、技術以前に、意識が重要みたいだ。特に声や表情って、そういうもんだよね。
一度、自分を見つめることから離れて、この動画の人に私の原稿を読んでもらうことを想像してみると、あら不思議。とても上手にやってくれます。この想像上のお手本をコピーしてみることにします。
まずは脳内再生。次にシャドーイング、声出してみよう。
次に録音。うまくいったら、録画してみようかな。
そしたら段々自分から離れたものが、自分に近づいてくるような気がする。
そんな作法を思いついた。
たぶんそのうち、開き直りの境地に達して、楽しくなってくるんだろうな。
たぶん、録音するあたりくらいから、開き直って、
我ながら上手に録音出来たら、褒めてくれそうな人にシェアすると思う(笑)
こうやって書いてたら、なんだか前向きになってきた。
自分を見つめて進めなかったのに、一度自分から離して、
違う人を代入して、自分をそこへ連れてくると、
段々と自分を見つめることが少し楽しくなるのかな。
おし、ここまでの脳内デモンストレーションはイイ感じだ。
あとはやるだけだ。やるぞー。おしおし。おーし。