正しいことを言う人
昔、職場の先輩と話していたとき。先輩の家族の話になった。家庭関係がうまくいってないそうで、私が何か思ったことを言った。すると先輩が「おいおい、正しいこと言うなよ」
普段、私に色々と厳しく指導してくれていた先輩が、珍しくそんなことを言った。
正しいことを言う人が怖いとか。
あいつ正論ばかりで嫌いだ、とか。
怒るのは正論だからだという指摘とか。
それぞれの正義が衝突するから戦争が、とか。
正しさの取り巻くところに人のモヤモヤがある。
正しいことを全然言わない人がいる。(というと、私が正しさを持ち合わせているような言い回しだけど。)
アウトサイダーと呼ばれる人がいる。犯罪者、個性派俳優、世界的経営者、歴史的偉人、世界記録保持者。(アウトサイダーと呼んでる時点で、呼んでるその人自身はアウトサイドでもインサイドでもない、安全なところにいるのだけれど。)
誰になんと言われても、自分が正しいと思うところにいたい。要するにそういうことだ。